2013年11月13日水曜日

11日夜の「説明会」中谷好幸さんの報告 

中谷好幸さんからの寄稿です。


1111日に行われた地元説明会で、大坪市長は、

これまでの「地元の合意(理解)が得られないと計画は進め

られない」との発言を180度転換し、「広域化は住民の合意

より公益性が高い」と、計画強行の姿勢を露わにし、

12月市議会に基本計画、環境アセスなどの関連予算提出する」と述べました。


また、その理由として、

3市間の協議で「30年後の焼却炉更新では日野市以外の市

が引き受ける」

「新焼却炉の建設費の負担割合をごみ処理量ではなく均等割にする」

「環境対策費は2市が負担する」などが確認されたことをあげました。


 会場からは

「大坪市長と市の幹部は、馬場市長の決定を執行することに

頭がいっぱいで、何回説明会を開いても市民の声を聴く姿勢

がまったくない」

「小金井、国分寺と相談する前に、市民との話し合いをしな

かったことがボタンのかけ違い」などの批判があいつぎました。


また「30年後にどこの市が焼却炉を引き受けるのか」の質

問に、

市長が「決まっていない」と答えたことに「無責任」との怒

り、失笑が広がりました。


化学物質過敏症の女性は「市長には、子ども達のことを考

え、焼却中心のごみ処理のあり方を変えようという立場に立

って欲しい」と切実に訴えました。


これに対しては、クリーンセンター長が「ごみ焼却による健

康被害を訴えられたのは今日がはじめて、その他に健康被害

の報告はない」と、まるで日野市環境基本計画が「ヒトへ

被害が出てからでは遅すぎる」と脱焼却を訴えていることを

忘れ去ったような答弁を行いました。


新石自治会会長は「市は地元住民の合意がなければ前に進め

られないと最初に説明したが、3月の計画書提出、6月の市

民説明会と地元住民を裏切り続けてきた。12月議会に予算

が提出されようと断固反対の立場に変わりはない」と決意を

表明されました。


 私は、大坪市長の「市民の合意、地元住民の合意、二つの

合意がなければ計画はすすめられない」との約束を投げ捨て

たことを糾弾するとともに、

「ごみ焼却施設の更新は、ごみ減量を更にすすめるにはどう

したらよいのか、焼却施設はどうあるべきか、市民に投げ

け、一緒に話し合うチャンスだ」

「例えばヨーロッパのように生ごみ回収や廃プラスチック回

収をやれば、焼却率は半分に減らせる、そうすれば焼却炉を

もっと小さくし、お金もかからない、そんなことを市民と

緒に考えるのが先ではないか」

「広域化・大型焼却炉でごみ処理を行っている東京23区の

リサイクル率は、多摩地域の半分、焼却率は多摩地域より1

0%も高い、こんなやり方にどうして追従するのか」

「第2次ごみゼロプランにも、焼却施設の更新は市民参加で

検討すると書いているのになぜ実行しないのか」

「計画は白紙撤回し、市民と最初から話し合いを」と質問し

ました。

 


 これに対して市長は「確かに更新計画は専門部会で検討す

ると書いてあるが、今回の建て替えは市の判断でやらせても

らう」

「ごみ減量についてのご意見は同感だが、これまでも努力を

してきたし、これからも努力する。どうしても残る部分は焼

却するしかない」など述べ、質問にまともに答えようとし

ませんでした。

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